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東海CXメディカルサポート|津保川診療所からマダニ咬傷に関するアドバイス

東海シクロクロッサ−・全国のシクロクロス愛好家さま。

東海シクロクロス救護担当の関市国民健康保険津保川診療所・廣田です。今期もよろしくお願いします。9月末から今期戦が開幕して、既にバチバチとお楽しみのことと思います。一昨年はキズのアフターケアについて、昨年はレース準備に破傷風ワクチンをと、お伝え致しました。

今期もご参考頂ければと、リンクをお知らせ致します。



さて、今期はマダニ咬傷についてお知らせします。

かくいう私も、今期初レースを関西シクロクロス@美山向山ステージで楽しんで参りました。ご存じのごとくの泥レースで、これについてはお知らせするまでもありません。後始末が大変ですね。

レース後帰宅して、大まかな泥汚れをバケツで落としてから、ジャージやグローブなどを洗濯機に放り込んで洗濯しました。お知らせしたいのはこの後です。翌日取り込んだ乾いたグローブに、マダニの生体が付着しておりました。洗濯洗剤の中を生き延びるのですから、相当な生命力です。


ご存じの方もいらっしゃると思いますが、マダニは、咬まれた後に除去することだけでなく、感染症を媒介することに注意が必要です。

 


マウンテンバイクのレースやシクロクロスのレースでは咬まれるかも、と思っていました。まさか生体を持ち帰る可能性までは想定していなかったので、私自身は驚きでした。泥汚れの衣類とご家族の衣類を一緒に洗濯することは無いと思いますが、乾いて取り入れた衣類を一緒にまとめることや、ご家族が汚れ物に触れる事はあるいはあるかも知れません。ご自身だけでなくご家族がマダニ咬傷を負うことの無いように注意が必要です。ちなみにわが家は、家庭円満ではありますが、私以外に自転車系汚れ物に触れることも、気を利かして洗濯してくれることも徹底してありませんので、家族がマダニに咬まれるリスクは比較的低いかと思います。

想像して下さい。アウトドア・アクティビティに心当たりのないご家族がマダニに咬まれたら、皆様の選手生命が脅かされる事態に発展するかもしれません。


先日、東海シクロクロスオーガナイザーから、熊の出没についてのアナウンスがありました。近年里山では、熊のみならずサルやシカ、イノシシが民家まで来ています。庭や田畑で作業をしていてマダニに咬まれて受診される方が少なくありません。診療所では「Tick Twister」という専用の道具を使って除去します。これまで初夏から秋が多い印象でしたが、冬でもありますし、この10年で相談件数が増えています。

里山はもちろんのこと、獣害について報道されている地域でレースが開催される場合は、自身が咬まれないように、そして持ち帰る衣類にマダニが付着していないかも、ご留意頂ければと思います。


今期も、安全にレースを楽しみましょう。

関市国民健康保険津保川診療所 廣田俊夫